Tuesday, January 29, 2019 9:41 AM

南シナ海に救助拠点 中国、実効支配強化

 新華社電によると、中国交通運輸省は29日、南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のファイアリクロス(中国名・永暑)礁に「海上救助センター」を設置した。南シナ海での航行や物資輸送の安全を確保するとしている。

 中国が南シナ海で進める軍事拠点化を米国などが警戒する中、中国は実効支配を強化すると同時に、軍事目的との指摘をかわす狙いがあるとみられる。

 新華社によると、中国交通運輸省は昨年7月から南沙諸島で海上救助体制を整備。センターの設置により、南シナ海南部海域での救助活動をより効率的に実施できるとしている。(共同)