Wednesday, January 30, 2019 9:38 AM

アジア制覇へ、塩谷先発も 30歳のシンデレラボーイに

 サッカー日本代表は29日、2大会ぶり5度目のアジア・カップ制覇を懸けたカタールとの決勝に向け、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ入りした。塩谷司(アルアイン)は故障の遠藤航(シントトロイデン)に代わって先発の可能性が浮上している。「もし監督が自分をスタートに選ぶならば、最善の準備をしてしっかりやりたい」と一大決戦へ興奮を隠さない。

 開催国UAEの強豪で活躍する30歳。若くはないが、シンデレラボーイになりつつある。守田英正(川崎)の負傷離脱で追加招集され、休暇中の欧州から大会開幕後に慌ただしく合流したが、既に4試合に出場。強烈な左足ミドルシュートで決勝点を奪ったウズベキスタン戦で信頼を勝ち取り、以降は終盤に試合を締める役割を担う。

 昨年末のクラブワールドカップ(W杯)決勝ではレアル・マドリード(スペイン)を相手に一矢報いるゴールを決めた。次戦の舞台も同じ競技場。大一番に強く「アジア杯決勝の舞台にはなかなか来られない。楽しみたい」と心待ちにする。(共同)