Thursday, January 31, 2019 9:44 AM
野村、1000億円超の赤字 7年ぶり、リーマンも重荷
野村ホールディングス(HD)が31日発表した2018年4〜12月期連結決算(米国会計基準)は、純損益が1012億円の赤字(前年同期は1966億円の黒字)に転落した。法人向け事業の収益悪化で過去に買収した米リーマン・ブラザーズなどの資産価値を見直し、巨額の損失を計上したことが重荷になった。
4〜12月期の赤字は7年ぶり。赤字幅は、リーマン・ショックがあった08年4〜12月期(4923億円の赤字)に次ぐ規模となった。野村HD以外の証券大手4社も軒並み苦戦。米中貿易摩擦などを背景にした世界景気への不安が証券各社の業績を直撃した格好だ。
ブランド価値に当たる「のれん代」を814億円減損処理した。内訳はリーマンが約140億円、07年に買収した電子証券取引仲介会社の米インスティネットが約670億円。野村HDが計上していたのれん代の、ほぼ全てに当たるという。(共同)
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