Friday, February 01, 2019 8:57 AM
厚労省「隠蔽否定できず」 賃金統計、室長報告せず
厚生労働省は1日、賃金構造基本統計の問題を巡り記者会見し、総務省から1月に統計一斉点検の指示を受けた際、厚労省担当室長が郵送調査は不正だと認識しながら、調査計画の項目の追加に支障が出るのを避けるため「報告をしない」と判断したと明らかにした。厚労省は「隠蔽の意図は否定できない」と認めた。不正は少なくとも2006年から行われていたことを確認した。
賃金構造統計は国が特に重視する基幹統計。厚労省の山田雅彦官房審議官(52)は会見で「調査途上なので全体像をつかんだ上、人事課がしかるべき処分を決める」と述べた。担当部署が本来の訪問調査で行うと明記したマニュアルを各地の労働局に送っていたことも明らかにした。組織内でルールを共有しているのに不正が続いたことになる。
根本匠厚労相は1日午前、賃金構造統計で不正が発覚したことを受け、担当責任者である局長級の大西康之政策統括官(58)を同日付で大臣官房付にすると発表した。総務省の一斉点検での報告漏れを問題視し、事実上の更迭。大西氏は、昨年12月下旬に担当室長から本来の訪問調査ではなく郵送調査を行っていると報告を受けたが、総務省に報告していなかった。(共同)
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