Friday, February 01, 2019 8:57 AM
監察委の全面刷新応じず 首相、不正統計で
安倍晋三首相は1日の参院本会議で、毎月勤労統計の不正を調査する特別監察委員会について、野党が求める全面的な刷新に応じない姿勢を示した。「さらに独立性を強める形で自治体へのヒアリングなども行い、厳正に検証作業を進めていく」と強調した。この日の参院質疑で衆参両院は、首相の施政方針演説などに対する各党代表質問を終えた。週明けから論戦の舞台は衆院予算委員会に移る。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は監察委について、中立性が担保されていないと追及。全委員を交代させ、新たな第三者委員会による徹底調査を求めた。
首相は、2018年1〜11月の実質賃金の伸び率がマイナスになるのではないかとの指摘に対して「算出が可能かどうかは、担当省庁で検討している」と述べた。賃金の伸び率が実際よりも大幅に上振れした「アベノミクス偽装」との批判には「下方修正した数値のみで判断しておらず、雇用、所得環境が着実に改善しているとの判断に変更はない」と反論した。(共同)
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