Friday, February 01, 2019 8:58 AM

鴻海、米投資計画見直し 規模縮小と報道

 ニューヨーク・タイムズによると、シャープの親会社で台湾の電子機器受託生産大手の鴻海(ホンハイ)精密工業は1日までに米中西部ウィスコンシン州に大規模な液晶パネル工場を建設する対米投資計画を見直す方針を示した。研究開発施設にとどまり、規模が縮小される可能性があるという。

 米中貿易摩擦などによる投資環境の悪化や、昨年11月の州知事選で積極推進派の共和党の現職知事が敗れたことなどが背景にあるようだ。

 鴻海は2017年7月、100億ドル(約1兆900億円)を投じて同州に液晶パネル工場を新設すると発表。1万3千人の雇用創出が見込まれ、トランプ大統領は政権の成果としてアピールしていた。(共同)