Friday, February 01, 2019 8:59 AM

米中、首脳会談で決着図る 包括的な合意は難航か

 米国と中国の両政府は1月31日、ワシントンで2日間の閣僚級貿易協議を終えた。トランプ大統領は中国の習近平国家主席と会談して最終的な合意を目指す考えを示した。3月1日の交渉期限までに行うとみられる首脳会談で決着を図る構えだ。

 両国は協議は有意義だったと強調するが、中国政府による国有企業支援といった構造問題の改革などでは意見の隔たりは大きい。包括的な合意の取りまとめには難航も予想される。

 ライトハイザー通商代表とムニューシン財務長官が、中国の春節(旧正月)の大型連休後の2月に中国を訪れ協議する。ウォールストリート・ジャーナルは、中国側が2月下旬に予定されている米朝首脳会談後に、中国南部の海南省で米中首脳会談を開くことを提案したと報じた。(共同)