Thursday, February 07, 2019 9:10 AM

州トップ3人に辞任危機 バージニア、不祥事続々

 バージニア州のトップ3人に、過去の人種差別的振る舞いや性的暴行疑惑が次々と浮上し、いずれも辞任の危機に直面する異常事態に陥っている。3人は、女性や黒人が支持することが多い民主党に所属し、選挙で選ばれた。同州は大統領選で共和、民主両党の支持が拮抗する「スイングステート(揺れる州)」だけに、3人の去就が注目を集めている。

 発端は今月1日。ノーサム州知事が1984年に発刊された卒業校のアルバムの個人ページに、白人至上主義の秘密結社クー・クラックス・クラン(KKK)の白い三角ずきんをかぶった人物と顔を黒く塗った人物が並んだ写真を載せていたことが判明。いずれかが自身だと認め謝罪した。

 ノーサム氏は後に説明を変え、いずれも自分ではないが、過去に顔を黒く塗って歌手マイケル・ジャクソンさんを演じたことがあると語った。人種差別的だとして辞任を求める声は共和党だけでなく民主党からも相次いだが、拒み続けている。(共同)