Friday, February 08, 2019 9:23 AM

カショギ氏に「銃弾」も サウジ皇太子の発言傍受

 サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件に絡み、ニューヨーク・タイムズ電子版は7日、サウジのムハンマド皇太子が2017年9月に側近との会話で、カショギ氏がサウジ政府批判をやめなければ「銃弾」を使ってでも身柄を押さえると発言していたと報じた。米情報当局が会話を傍受していた。

 カショギ氏は18年10月、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館でサウジ当局者に殺害された。同紙は、ムハンマド氏がかなり前から殺害を検討していたことを示す証拠だとしている。

 情報当局はこの会話を最近文書化したとみられ、国家安全保障局(NSA)が昨年12月に作成した報告書を米政府などに提出した。(共同)