Friday, February 08, 2019 9:23 AM

軍創建記念日で対応抑制 米朝再会談控え北朝鮮

 北朝鮮は8日、朝鮮人民軍創建71年の記念日を迎えた。米朝首脳再会談を今月末に控える中、昨年実施された軍事パレードは行われず、国営メディアも核・ミサイルへの言及を控え、抑制的な対応を見せた。北朝鮮で重視される5年ごとの節目ではない上、米国との非核化交渉が進行中であることを考慮し控えめにしたようだ。

 首都平壌は同日、氷点下10度を下回る厳しい寒さ。中心部の「万寿台の丘」に立つ故金日成主席と故金正日総書記の銅像の前には、朝から軍人や市民らが献花に訪れた。

 献花した政府職員の兪光成さん(35)は「私たちは国家核戦力を完成したので、これからは全ての力を経済建設に集中させ、人民生活を向上させる」と話した。市内の広場では若者らによる祝賀舞踏会も開かれ、祝日ムードが漂った。(共同)