Tuesday, February 12, 2019 9:24 AM

紀平、宇野は精神力光る 逆転初V、大舞台に弾み

 フィギュアスケートの四大陸選手権は10日、アナハイムで閉幕し、女子の紀平梨花(関大KFSC)と男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)が逆転での初優勝を飾った。ともに精神力の強さが光り、日本勢の男女同時タイトルは5年ぶり。世界選手権(3月20〜23日・さいたまスーパーアリーナ)に向け、大きく弾みをつける結果となった。

 紀平は左手薬指の亜脱臼を抱える中、フリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功し、ショートプログラム(SP)5位から逆転した。グランプリ(GP)ファイナルを含めて今季国際大会負けなしの5連勝とし、優勝候補として大舞台に乗り込む。

 全日本選手権女王の坂本花織(シスメックス)はSP2位からのフリーでジャンプのミスに泣き、GPファイナルと同じ4位。豪快なジャンプは出来栄えで加点がつきやすいだけに、世界選手権で雪辱したい。3位の三原舞依(シスメックス)は3年連続で表彰台に立ち、存在感を示した。(共同)