Tuesday, February 12, 2019 9:28 AM
壁巡る対立の「最前線」 建設賛否両派が集会
「国境の壁は必要だ」「無駄遣いだ」ー。トランプ大統領が進めるメキシコ国境の壁建設を巡り、国境に接し既に壁が築かれている南部テキサス州エルパソで11日、トランプ氏も参加した賛成派の支持集会と抗議集会が、それぞれ開かれた。人口約68万人の国境の町は建設を巡る対立の「最前線」に。国境を越えたメキシコ北部シウダフアレスには米国を目指す大勢の移民集団(キャラバン)の姿があった。
「エルパソは壁のおかげで治安が最も良い都市の一つとなった」。昨年11月の中間選挙後初めての支援者集会で、トランプ氏はエルパソを壁建設の成功例に挙げた。
トランプ氏は5日の一般教書演説でも「凶悪犯罪発生率が全米で最も高い都市の一つだった国境の都市エルパソ」への壁効果に言及。だが地元市長や地元メディアは「犯罪発生率のピークは1993年で、その後は下降しており、2008年に建設が始まった国境の壁とは関係がない」と否定している。(共同)
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