Wednesday, February 13, 2019 9:55 AM

日本に「最後まで謝罪を」 韓国国会議長、態度硬化

 旧日本軍の従軍慰安婦問題は天皇陛下の謝罪で解決すると発言した韓国国会の文喜相議長は13日までに、日本側が謝罪と撤回を求めたことに反発して態度を硬化させた。聯合ニュースによると文氏は12日、訪問先の米ワシントンで「(元慰安婦の)被害者の最後の許しが出るまで(日本側が)謝罪しろということだ」と持論を繰り返した。

 聯合によると、文氏は元慰安婦の金福童さんが1月に92歳で亡くなった際の日本政府の対応を批判。「弔花を送り、弔問して(元慰安婦らの)手を握り『間違っていました。ごめんなさい』と言っていれば、おばあさんたちからも『許そう』という言葉が出てくるだろう」と述べた。

 文氏は、金さんが生前、安倍晋三首相のおわびの手紙を待ち望んでいたとした上で「ところが(安倍氏は手紙を送る考えが)毛頭ない(と発言した)。これでは収拾がつかない」と指摘し、解決できない原因は日本側の「心を込めた謝罪」がないことだと強調した。(共同)