Wednesday, February 13, 2019 9:56 AM

新たに豚コレラ、愛知 1200頭の殺処分開始

 愛知県は13日、同県田原市の養豚場で豚コレラが新たに発生したと発表した。昨年9月以降、岐阜など5府県で感染を確認、愛知県内では今月6日に豊田市と田原市で判明した。今回の養豚場は、経営者が同じ市内の別の養豚場と合わせて2018年2月時点で約1200頭を飼育していたとされ、県は同日、全頭の殺処分を始めた。

 愛知県によると今月12日午後に発育不良などの通報があり、子豚2頭が死んでいるのを確認した。県の遺伝子検査で13日、陽性反応が出た。

 この養豚場は既に感染を確認した田原市内の養豚場の約5キロ東にあり、1月30日に同じ食肉処理場を使った。県は「感染経路は確認中」としている。感染拡大防止のため、県は養豚場の周辺10キロ圏にある67施設からの出荷を制限した。対象は計10万頭規模になるとしている。(共同)