Wednesday, February 13, 2019 9:56 AM

日産、ルノーきょう会談 両首脳、関係修復へ

 フランスの自動車大手ルノーのジャンドミニク・スナール新会長が来日し、14日から2日間の日程で企業連合を組む日産自動車の西川広人社長らと会談する。着任早々に面会することで信頼関係を構築し、会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前会長カルロス・ゴーン被告の事件後にほころびが生じた両社の関係の修復を目指す。

 スナール氏は、ゴーン被告の後任として1月にルノーの会長職に就任した。日産がゴーン被告の取締役職解任のために開く4月8日の臨時株主総会で、新たに取締役に選任される予定となっている。関係者によると、今回は取締役など経営幹部と順次面会するという。

 ルノーは日産株の4割超を握り、日産の後任会長の人選を巡ってもスナール氏が発言力を持つとみられる。日産側は会談で、ルノーと企業連合を組みながらも重視してきた自主経営路線などに理解を得たい考えだ。(共同)