Wednesday, February 13, 2019 9:57 AM

トランプ氏支持者が暴力 BBCカメラマンが被害

 テキサス州エルパソで11日に開かれたトランプ大統領の集会で、聴衆の支持者の男が取材中のテレビ局の男性カメラマンに暴力を振るったことが12日、分かった。カメラマンが勤める英BBC放送が報じた。

 カメラマンにけがはなかった。米メディアは、報道機関を敵視するトランプ氏の発言が支持者をあおっている恐れがあると指摘。サンダース大統領報道官は「大統領はあらゆる暴力行為を非難する」との声明を出した。

 BBCはウェブサイトで当時の映像を公開。トランプ氏の映像が突然下方へ乱れた後、同氏のトレードマークである「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」と刺しゅうされた赤い帽子をかぶった男が、メディアを中傷する様子が記録されている。カメラマンは「不意に強く押された。何が起きたのか分からなかった」と話しているという。(共同)