Tuesday, February 19, 2019 9:36 AM
トランプ氏への授与不適当 ノーベル賞、元北朝鮮公使
韓国に亡命した北朝鮮の元駐英公使、太永浩氏は19日、トランプ大統領が安倍晋三首相からノーベル平和賞候補に推薦されたと暴露したことに関し「(授賞は)北朝鮮の核の脅威が完全になくなった時に議論されるべきだ」とし、北朝鮮の非核化が実現していない現段階での授与は不適当との見方を示した。ソウルで記者会見して述べた。
トランプ氏は、北朝鮮による核実験やミサイル発射が止まったと自身の功績をアピールしている。しかし太氏は、現在の状況は北朝鮮が核を手放していない「核のある平和」だと皮肉り、そういう状態を生んだだけの人物への授賞は「賞の原則に合わない」と語った。
太氏は米朝首脳再会談について、米側が「(北朝鮮の)寧辺の核施設プラスアルファ」の廃棄程度で妥結し、見返りとしての「相応の措置」を提供するようなら「非核化会談ではなく『核軍縮会談』を意味する」と強調。米国は北朝鮮に、あらゆる核兵器や計画の放棄の宣言を要求すべきだとした。(共同)
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