Thursday, February 21, 2019 9:48 AM

高跳び戸辺、2メートル34で優勝 日本初の世界室内ツアーV

 陸上の世界室内ツアー最終戦は20日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、男子走り高跳びの戸辺直人(つくばツインピークス)が自身が持つ日本記録に1センチと迫る2メートル34で優勝した。2日の第2戦(カールスルーエ=ドイツ)で日本記録を13年ぶりに塗り替えたばかりだった。

 26歳の戸辺は2メートル29で制した16日の第5戦(英バーミンガム)を含む3連勝で、2016年に新設された世界ツアーで日本選手初の総合優勝を達成。賞金2万ドル(約220万円)と来年の世界室内選手権(南京=中国)の出場権を獲得した。

 連戦で疲れが蓄積し、最初の2メートル20で2回失敗と窮地に追い込まれたが、その後は踏み切りで反発を得にくかったという硬いトラックに適応。「勝負強くなり、世界のトップと戦える実力がついた」と胸を張った。(共同)