Friday, February 22, 2019 9:26 AM

欧州、IS受け入れ苦悩 シリアで拘束、治安懸念

 トランプ大統領が、シリアで拘束された800人を超える欧州出身の「イスラム国」(IS)戦闘員の受け入れと訴追を出身国に要求し、欧州側が対応に苦悩している。各国は受け入れによる治安悪化を懸念する一方、戦闘員の家族の帰国など人道的な対応も求められている。

 シリア国内のIS支配地域が消滅寸前となる中、トランプ氏は16日、欧州諸国に自国のIS戦闘員らを連れ戻すよう求めた。

 ドイツでは戦闘員の自国での訴追を求める声とともに、家族の帰国が必要との意見も出ている。シリアで拘束されたドイツ人戦闘員と家族は100人近いとみられる。(共同)