Tuesday, February 26, 2019 9:05 AM

完全自動運転技術「年内には完成」とテスラ

 電気自動車(EV)メーカー大手テスラのイーロン・マスクCEOは、2019年内に完全自動運転車技術の準備が整う見込みであることを明らかにした。

 フォーチュンによると、テスラの投資家である運用会社アークインベスト(ARK Invest)のポッドキャストに登場したマスク氏が語った。ただ、技術はあっても法整備の問題で市場展開は遅れる可能性があるという。

 マスク氏は、同社がすでに「オートパイロット」機能を強化し、ドライバーが介入しなくても車の流れに合わせて車線変更ができるまでになったと述べた。これは人が乗っていなくても車が自動運転できることを意味し、「今年中に人の介入なしに車が駐車場で乗る人を見つけ、乗せて、目的地まで連れていくことができるようになる。疑問符のない確実なことだ」と語った。

 テスラはこれまで、「オートパイロット」機能で賞賛と厳しい追及を受けており、オンライン・ショーにはこの機能がいかに事故の回避に役立っているかを示す動画が掲載されているが、事故調査当局の国家運輸安全委員会(NTSB)は、2016年の死亡事故でこの機能が発生の「大きな役割」を演じたと報告している。18年には「オートパイロット」モードで走るテスラ車が駐車中の警察車両に衝突する事故も発生している。

 マスク氏によると、近く「オートパイロット」で安全に乗れるようになり、「20年の末には乗った人が眠ったまま目的地に安全に到着できる状況になると思う」と述べた。

http://fortune.com/2019/02/19/elon-musk-tesla-self-driving/