Tuesday, February 26, 2019 9:27 AM

本海溝沿いM7超の危険 30年以内、確率90%以上も

 政府の地震調査委員会(委員長・平田直東京大教授)は26日、東北ー関東地方の日本海溝沿いの海域で、今後30年間にマグニチュード(M)7〜8の大地震が起きる可能性が高いとする予測を公表した。確率90%以上の場所もあった。2011年3月の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生を受け、同年11月にまとめた長期評価を改定した。

 平田委員長は「大震災があったので、しばらく大きな地震は起きない、とは考えないでほしい」と警戒を呼び掛けた。調査委はこうした地震で発生し、沿岸に達する津波の高さの予測も進める。

 予測では、東日本大震災と同じ場所でM9程度の超巨大地震が起きる確率は「ほぼ0%」としたが、隣接する場所で起きる可能性は否定していない。(共同)