Wednesday, March 06, 2019 9:26 AM

プレーオフ一番乗り決める アデトクンボのバックス

 プロバスケットボールNBAで東カンファレンスのバックスがリーグ一番乗りでプレーオフ(PO)進出を決めた。4日現在で48勝16敗。バランスの取れた攻撃を中心で引っ張る「ギリシャの怪物」こと24歳のG・アデトクンボは「素晴らしいね。弾みがつくし、このまま成長しながら一試合一試合を戦いたい」と喜びをかみしめた。

 NBA6季目で最優秀選手候補にも挙がるアテネ出身のエースは今やリーグの顔だ。日本代表のセンター、ファジーカスよりも1センチ大きい身長211センチのフォワードながらガードのように巧みにボールを運ぶ技術も兼ね備え、2月のオールスター戦ではスーパースターのレーカーズのジェームズとともに主将を務めた。躍進に自らも「6年前の自分に言ったって絶対に今この立場にいるとは信じないだろうね」と驚く。

 エースを支える脇役もそろう。今年の球宴に初選出されたミドルトンら先発5人はもちろん、控えのミロティッチまで1試合平均で2桁得点をマーク。3日には優勝経験のあるベテランのP・ガソルを獲得し、さらに選手層は厚みを増した。(共同)