Thursday, March 14, 2019 10:22 AM
米、ボーイング機運航停止 「新証拠」で決定
米連邦航空局(FAA)は13日、エチオピアで墜落事故を起こした機体と同型のボーイング737MAX8と、737MAX9全機の運航を米国内で一時停止するよう命じた。声明で、墜落現場で収集した新たな証拠を分析し、人工衛星の解析データも踏まえて決定したと説明。ボーイングは、世界で370機余りの同型機の運航を全面的に一時停止すべきだとの結論に至ったとした。
カナダも13日、運航と国内上空への乗り入れを停止すると表明。運航停止は欧州や中国、オーストラリア、シンガポール、インドなども決めており、全世界に広がった。
FAAは運航停止を命じる文書で、エチオピアの事故と昨年10月にインドネシアで起きた事故に「類似点」があり「共通の原因がある可能性をさらに調査する必要がある」と指摘した。事故機はいずれもMAX8。「残骸から得られた離陸直後の機体の状態に関する新たな情報と、衛星データで追った航路」から二つの事故の類似点が浮かび上がったという。(共同)
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