Friday, March 15, 2019 9:58 AM

銀行大手HSBC、ペッパーを来店客対応担当に

 ロンドン拠点の金融サービス大手HSBCは、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー(Pepper)」をカリフォルニア州ビバリー・ヒルズ支店に導入した。

 ZDネット誌によると、ペッパーは来店客にあいさつし、簡単な質問に答えることで、「記憶に残る銀行体験を消費者に印象づける」とHSBCはプレス・リリースで発表した。

 一般的にソーシャル・ロボットと位置づけられるペッパーは、同支店では案内係としての労働者だ。同ロボットは、来店客の質問に答えるだけでなく、客に質問してその回答内容を理解し、適任のバンカーに客を案内する。ペッパーは、商品やサービスに関する説明もでき、HSBCウェブサイトの簡易版がロボットになったような機能を果たす。

 ペッパーは近年、高齢者施設での会話相手として商業活用が始まったのち、おもに顧客対応分野でいくつかの小売店チェーン会社の支店で使われるようになった。接客することで来店者の利便性を高めると同時に、従業員が接客せずに済むよう業務効率化に貢献している。

https://www.zdnet.com/article/robot-banker-pepper-lands-gig-at-hsbc-starting-in-beverly-hills/