Tuesday, September 06, 2016 5:51 PM

アレッポで塩素ガス弾か 「政権軍が投下」と救助隊

 シリア内戦の激戦地、北部アレッポで救助活動を行う市民組織「シリア民間防衛隊」は6日、シリアのアサド政権軍がアレッポ東部の反体制派地区に同日、塩素ガス弾を投下したと発表した。多数の子どもを含む住民ら約80人が呼吸困難に陥ったという。死者は伝えられていない。

 アサド政権は化学兵器の使用を一貫して否定している。国連などの専門家パネルは8月、政権軍が少なくとも2014年と15年に2回、塩素ガスによる攻撃を実施したと指摘した。

 民間防衛隊によると、政権軍のヘリコプターが6日、塩素ガスを充填した「たる爆弾」を複数投下した。同隊は、呼吸困難に苦しむ子どもらの映像を公表した。(共同)