Wednesday, September 07, 2016 10:39 AM
東・南シナ海「深刻懸念」 首相、対テロで450億円
安倍晋三首相は7日、ラオスでの東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳との会議で、中国の海洋進出に関し「ここ数カ月、東シナ海、南シナ海で一方的な現状変更の試みが続いており、深刻に懸念している」と述べ、紛争の平和的解決を求めた。ASEANを含むアジアでのテロ対策強化に、今後3年間で450億円規模の資金拠出と、約2千人の人材育成を実施する方針も伝えた。
続いて開かれた日中韓3カ国とASEANの首脳会議でも、首相は「開かれた自由で平和な海を守るため、国際社会の連携が重要だ」と強調した。会議には中国の李克強首相も出席した。
日本政府によると、日ASEAN首脳会議では、南シナ海問題を巡り、複数のASEAN首脳から、緊張を高める行為の自制や平和的解決を求める意見が出たという。(共同)
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