Wednesday, April 03, 2019 10:16 AM

ダイムラー・トラックス、自動運転ソフト企業に出資

 ダイムラー・トラックス・アンド・バシズ・ホールディングは、自動運転ソフトウェア開発のトルク・ロボティクス(Torc Robotics、バージニア州)に資本参加する。米国での自動運転トラック(SAEレベル4)の商業化を目指し、株式の過半数を取得するが、金額は不明。

 グリーンカー・コングレスによると、資本参加後、トルクはダイムラーのトラック開発者、ダイムラー・トラックス・ノース・アメリカ(DTNA、オレゴン州ポートランド)と連携していく。

 バージニア州ブラックスバーグで行っている自動運転ソフトウェア「Asimov」の開発やテストも継続する。

 DTNAは、ポートランドの自動トラック研究開発センターで、自動運転技術の向上や大型トラックへの統合に力を注ぐ。自動運転トラックに最適なシャーシ、特に信頼性と安全性を提供するシステムの冗長性確保に取り組んでいる。

 トルクは、今後も別会社として社名、チーム、既存の取引先、ブラックスバーグの施設を維持する。

 ダイムラー・トラックスは量産トラックでは初めて「アクティブ・ドライブ・アシスト」および「デトロイト・アシュアランス5.0」というセンサー技術によってレベル2(部分的自動運転)を実現している。