Thursday, April 11, 2019 10:24 AM

コンビニ、人手不足に対抗 脱24時間へ取り組み拡大

 コンビニ業界が深刻な人手不足に対抗するための施策に本腰を入れ始めた。ローソンは11日、24時間営業を取りやめる店舗数の拡大を発表し、ミニストップは買い物客が自分で商品のバーコードを読み取って会計する「セルフレジ」の全店導入を公表した。大手中心だった取り組みは業界全体に広がり、高収益をたたき出してきたビジネスモデルは大きな転換期を迎えた。

 ローソンの竹増貞信社長は11日の記者会見で、5月から新たに2店舗が24時間営業を取りやめると明らかにした。フランチャイズ加盟店の個別の事情による時短営業は合計で43店舗となる。ローソンではこれまでも時短営業を認めており、他に19店舗から時短営業について相談を受けているという。

 竹増氏は「持続可能なモデルをつくりあげていく」と強調。レジを通らずスマートフォンで決済が完了する「ローソンスマホレジ」も9月末までに千店に拡大。人手不足対策として2020年2月期に70億〜80億円を投資する考えだ。(共同)