Tuesday, April 16, 2019 10:22 AM

イエメン、部隊撤収に合意 内戦当事者、緊張は継続

 国連のイエメン担当のグリフィス事務総長特使は15日、内戦の当事者であるハディ暫定政権と武装組織フーシ派の双方が、西部の港湾都市ホデイダからの部隊撤収計画に合意したと明らかにした。国連安全保障理事会が開いた会合でビデオ映像を通じ報告した。

 昨年12月に双方が合意した部分停戦の一環。ただ、双方が互いの停戦違反を指摘し合う緊張状態は続いており、先行きはなお不透明だ。

 ホデイダはイエメンの約8割の物資を扱う物流拠点。フーシ派が実効支配し、奪還を目指す暫定政権軍などとの激戦地となっていた。(共同)