Thursday, September 08, 2016 11:53 AM

アップル、日本市場を重視 サービス分野へ傾斜

 アップルが日本市場を重視する姿勢を強めている。7日発表した新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」と「7プラス」にJR東日本のICカード「Suica(スイカ)」に対応した技術が導入され、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」の新作がアップル製端末で楽しめるようになる。音楽配信などサービスで稼ぐ方向性も明確になった。新機軸を打ち出し、業績低迷を打破する。

 「このままオールジャパンで行くのかと思ったよ」。サンフランシスコで開かれた新製品の発表会で、日本企業の首脳が表情をほころばせた。

 新作ゲームの発表では、マリオシリーズの生みの親である任天堂の宮本茂氏が突如登場し、新ゲーム「スーパーマリオラン」を紹介。スイカへの対応を通じた決済機能「アップルペイ」の日本への導入方針が、短い時間ながら個別に説明された。(共同)