Friday, September 09, 2016 9:54 AM

貿易収支5年連続の赤字 米国向け輸出2.8%減

 日本貿易振興機構(ジェトロ)はこのほど、世界貿易投資報告を公表した。2015年の日本貿易は、輸出が前年比10.0%減の6251億ドル、輸入が同20.7%減の6483億ドル。貿易収支は233億ドルの赤字(5年連続)となった。

 報告の概要によると、輸出では米国が3年連続で最大の輸出相手国。15年は同2.8%減の1259億ドルだった。中国向けは同14.0%減の1093億ドル。経済成長の鈍化で一般機械や電気機器などが縮小した。

 一方、15年の日本の対外直接投資は、同4.1%減の1308億ドル。前年を下回ったものの、11年以降5年連続で1000億ドル台を突破している。このうち、米国への投資額が449億ドルで最大。アジアの中では、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けが3年連続で200億ドル台を維持し、中国向けは89億ドルにとどまった。(共同)