Friday, September 09, 2016 9:55 AM

アジアの経済協調巡り議論 インドでメディア会議

 米国やアジア太平洋各国のメディア関係者や有識者らがアジアの現状や課題について話し合う「国際メディア会議」が9日、インドの首都ニューデリーで開かれた。有識者らが経済や外交面での協調の重要性を訴えた。

 会議では、インドのジャイシャンカル外務次官が講演し、日本や東南アジア諸国連合(ASEAN)との協力関係を強化する考えを強調。日本については「高速鉄道などを含め投資拡大などを期待している」と述べた。

 南シナ海問題に関するメディアの視点がテーマとなった分科会では、中国国際放送の関係者が「ソーシャルメディアをはじめ中国国内からの感情的な反響が大きい。どう対応するかが課題だ」と指摘。フィリピンの報道関係者は「うわさも多く、報道機関はこれまで以上に報じる内容に責任が問われている」と述べた。(共同)