Friday, September 09, 2016 5:57 PM

利上げに忍耐強くあることは可能 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は9日、テキサス州オースティンで記者団に対し、追加利上げの論拠は強まっているものの「(FRBは)忍耐強く慎重であることが可能だ」と述べ、急いで利上げをしなければならない状態にはないとの見方を示した。ダウ・ジョーンズ通信が伝えた。

 総裁は「ここ数カ月で(追加利上げの)説得力は強まった」とした。現在の超低金利が資産価格の高騰などをもたらすのは好ましくないとし「緩和の度合いをいくらか減らす」ことを支持しているとも述べた。

 持続的な成長が可能な金利水準を示す中立金利が低下していることを考えると「米連邦準備制度理事会(FRB)の政策は、人々が思っているほど緩和的ではない」との見方も示した。(共同)