Friday, May 17, 2019 10:22 AM

米、香港の条例改正に懸念 国務長官、民主派と面会

 ポンペオ米国務長官は16日、ワシントンで香港民主派の重鎮李柱銘氏らと面会した。ポンペオ氏は中国本土への容疑者引き渡しを可能にする香港政府提案の「逃亡犯条例」改正案が法の支配を脅かす恐れがあるとして、懸念を表明した。中国が反発する可能性がある。

 国務省のオルタガス報道官が声明で明らかにした。ポンペオ氏は、香港が人権や自由、民主的な価値を長く擁護してきたことを支持する考えを伝えた。

 李氏は15日には米議会の公聴会に出席し、条例が改正されれば、香港に住む米国民も引き渡し対象になり得るとして、香港政府や中国に撤回を迫るよう訴えた。(共同