Tuesday, June 11, 2019 10:37 AM

衝突ヘリ操縦士はベテラン NY、悪天候で飛行

 ニューヨーク中心部マンハッタンのオフィスビルの屋上に衝突したヘリコプターの操縦士は、操縦の指導員の資格も持つベテランだったことが分かった。AP通信などが10日、伝えた。警察や運輸安全委員会(NTSB)は、悪天候の中で飛行した経緯を調べるなどして原因究明を進める。

 APなどによると、操縦士はティム・マコーマックさん(58)。1人で搭乗していて、衝突で死亡した。このビルの屋上にヘリポートはないが、マコーマックさんを知る航空関係者は「地上にいる人を巻き込まないよう、屋上に(緊急)着陸しようとしたのではないか」と話した。

 消防当局が公表したビルの屋上の写真によると、ばらばらになった機体が散乱していた。マコーマックさんのヘリはマンハッタン南東部のヘリポートを離陸し、11分後に不時着、大破した。拠点としていたニュージャージー州の空港に向かっていたとみられる。(共同)