Thursday, June 13, 2019 10:03 AM

ノルウェーの燃料電池車用水素補給所で爆発

 ノルウェー・オスロ近郊のサンドヴィカで10日、燃料電池車(FCV)用の水素補給所ステーションが爆発、炎上した。

 インサイドEVsによると、爆発したのは「Uno-X」系列の補給所。爆発の勢いで近くを走っていた車のエアバッグが作動し、交通量の多い幹線道路E18とE16の交差点が閉鎖される事態になった。消防署は半径500メートル区域を一時立ち入り禁止にした。

 直接の負傷者はいないもようだが、エアバッグの作動に関連して2人が病院に運ばれたという。消防署は地元紙の取材に「クジョーボ警察署に隣接した水素補給所のタンクが爆発した」と語った。同日の午後10時には事態は正常に戻り始めた。

 爆発の原因は不明。今回の事故発生を受けて、Uno-Xは国内のほかの水素補給所2カ所を閉鎖した。トヨタと現代自動車が一時的にFCVの販売を停止した(ただし販売台数は月に数台)。FCVの所有者は代車を利用することになる。

 世界中の水素補給所の数がまだ少ないことを考慮しても、燃料補給所が爆発する恐れがあることは、FCVの普及推進に支障をきたす可能性がある。

https://insideevs.com/news/354223/hydrogen-fueling-station-explodes/