Monday, June 17, 2019 10:23 AM

中東和平案公表11月以降か 政治分野巡り米特別代表

 中東和平など国際交渉に取り組むグリーンブラット米特別代表は16日、トランプ政権が策定を進める中東和平案のうち、エルサレムの帰属など中核的問題を扱う「政治面」の公表について、イスラエルの新政権発足が見込まれる11月上旬以降にずれ込むとの見通しを示した。

 イスラエル紙エルサレム・ポストがニューヨークで開いた会合で明らかにした。和平案のうち、パレスチナへの支援など「経済面」については、今月25〜26日にバーレーンで開催予定のパレスチナ振興策などを話し合う国際会議で公表されるとみられている。

 イスラエルでは4月に総選挙が行われたが、ネタニヤフ首相が組閣に失敗し、9月に再選挙が行われる予定。グリーンブラット氏は「イスラエルの再選挙を頭に入れておく必要があるのは明らかだ」と述べた。(共同)