Wednesday, June 19, 2019 10:22 AM
差別禁止条例に罰則規定 川崎市長「実効性を確保」
川崎市の福田紀彦市長は19日の市議会で、制定を検討しているヘイトスピーチ対策を含む差別禁止条例に全国初となる刑事罰を盛り込む考えを示した。条例の実効性を確保するため、「表現の自由に留意しつつ、罰則規定である行政刑罰に関する規定を設ける」と述べた。
3月に公表した条例の骨子案では、人種や国籍、性的指向などを理由にした差別とヘイトスピーチの禁止を明記したが、罰則規定は盛り込んでいなかった。市は近く条例素案を策定し、8月からパブリックコメント(意見公募)を受け付け、条例案を12月の市議会に提出する方針。
市の担当者によると「行政刑罰」は行政上の義務違反に対し、刑罰で制裁を加えるもの。(共同)
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