Tuesday, July 23, 2019 10:31 AM

ロシア疑惑証言に米政権警戒 元特別検察官、議会で24日

 トランプ政権のロシア疑惑捜査を指揮したモラー元特別検察官が24日、捜査報告書公表後、初めて議会で証言する。来年の大統領選で政権奪還を狙う民主党は新たな追及材料を手に入れようと躍起で、政権側は警戒。証言次第では民主党内で大統領弾劾を目指す声が強まる可能性もある。

 モラー氏は民主党が多数派の下院の司法、情報両委員会の公聴会で証言する。5月に声明を発表した際、トランプ大統領が疑惑捜査に介入した司法妨害の疑いについて「潔白を確信できなかった」としており、さらに踏み込んだ発言をするかどうかが注目されている。

 トランプ氏は22日朝からツイッターで、モラー氏について「中立性に疑問がある」と攻撃し、民主党による追及は「魔女狩りだ」と批判。ホワイトハウスでも記者団に、民主党に関して「何もせず、うそっぱちの捜査にばかりこだわっている。時間の無駄だ」と非難を強めた。(共同)