Tuesday, August 20, 2019 10:44 AM

実務協議再開へ米高官訪韓 北朝鮮反発の演習終了機に

 韓国で5日から始まった米韓合同軍事演習が20日、終了した。米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は同日、訪問先の東京からソウルに移動した。北朝鮮が短距離弾道ミサイルの発射などを繰り返して反発を強めていた演習の終了をきっかけに、米朝の実務者協議再開へ向けた動きを本格化させたい考えだ。

 ビーガン氏は21日に韓国外務省の李度勲・朝鮮半島平和交渉本部長ら韓国高官と会談する予定。22日まで滞在する。韓国メディアは、板門店などで北朝鮮側との接触があるかどうかに高い関心を寄せている。

 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は20日の論評で、米韓演習は北朝鮮侵略のための「敵対行為」とし、韓国を重ねて非難した。今後の対米方針には触れていない。(共同)