Tuesday, September 10, 2019 10:12 AM

路面のソーラー舗装はNG〜フランスの実験で判明

 道路の舗装に太陽電池を埋め込み、発電して周辺の住宅などに供給するアイデアは、期待されるほどの成果を挙げられないことがフランスの実験で判明した。仏紙ル・モンドが伝えた。

 「ワットウェイ(Wattway)」と命名された官民共同の実験は、2016年にノルマンディー地方の小さな村を舞台に始まった。村を貫く道路の0.62マイル区間にソーラーパネルを埋設し、その上をシリコンと樹脂で保護してタイヤとの接触に備えたが、約2年半を経た現在、樹脂ははがれ、パネルは街路樹の枝や葉が落ちて覆い隠され、発電量は予想よりもはるかに少なく、車の騒音がひどいことが分かった。

 車やトラックがソーラー舗装部分を走る際の騒音があまりに大きいため、当局は制限速度を時速約43マイルに引き下げた。また、暴風雨や車によって損傷した同区間の舗装は修理不能だという。

 発電量が少なかったのは、光が差し込む方向によってパネルの角度を変える必要があるのに角度が固定されていたことが主な原因だという。