Friday, September 16, 2016 1:12 PM

国連決議阻止へ行動要請 北朝鮮外相、非同盟会議で

 北朝鮮の李容浩外相はベネズエラで15、16両日開かれた非同盟諸国会議の閣僚級会議で演説し、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議は「不公正だ」と批判、さらなる決議採択の阻止に向け「共同行動」を強めるよう加盟国に呼び掛けた。朝鮮中央通信が伝えた。

 李氏は、北朝鮮の核開発は米国の脅威から自国を守るための「正当な自衛的措置」と正当化し、安保理が北朝鮮だけに核実験や弾道ミサイル発射を禁じるのは「不当だ」と反発。非同盟諸国会議の加盟国が安保理で「共同行動」を取れば「事実上の拒否権を持てる」と主張し、協力を求めた。

 また「朝鮮半島情勢が統制不能状態に陥っているのは、米国の挑発的な(韓国との)大規模合同軍事演習に原因がある」と訴えた。(共同)