Wednesday, September 25, 2019 10:09 AM

ホンダ、21年までに欧州でディーゼル車販売打ち切り

 ホンダは23日、欧州で2021年までにディーゼルエンジン搭載車の販売を段階的に停止し、すべてを電動システム搭載モデルにすると発表した。

 ロイター通信によると、車の二酸化炭素(CO2)排出量が世界各地で厳しく制限される中、ホンダもディーゼル車の販売打ち切りで対応する。ホンダは現在、完全電気自動車(EV)を含む電動車モデルの生産構成比が10%に満たないが、30年までに3分の2まで高める長期目標を掲げている。

 欧州連合(EU)は、車のCO2排出量を20年までに95%の車両で走行距離1キロ当たり95グラムに抑える目標を定めている。現在の排出量は平均で1キロ当たり120.5グラム。EUで販売される新車は、21年にはすべてこの規則に適合する必要がある。

 ホンダは2月、英国で唯一の自動車工場を21年に閉鎖し、最大3500人を解雇すると発表した。また、25年までに生産する車種の数を現在の3分の1に減らし、世界的な生産コストを10%削減、その分を先進的な研究・開発(R&D)活動に充てる方針を明らかにしている。