Thursday, October 17, 2019 9:50 AM

米、トルコに侵攻停止要求 副大統領、直接会談へ

 トルコによるシリア北部侵攻を受け、ペンス米副大統領は17日、トルコの首都アンカラを訪れてエルドアン大統領と会談、侵攻を停止するよう直接要求する。シリア北部のクルド人勢力を長年敵視してきたトルコ側が停戦を受け入れるのは困難な情勢で、同盟国の米トルコの関係がさらに悪化する恐れが強まっている。

 同行するポンペオ国務長官は16日、アンカラへの出発時に「停戦を実現できるかどうかを見極めるのがわれわれの使命だ」と記者団に述べた。

 侵攻の引き金となったトランプ大統領によるシリア北部からの米軍撤収決定を巡り、再考を求める議会超党派の動きが加速している。16日に行われたトランプ氏と共和、民主両党の議会指導部との協議は途中で打ち切られるなど、対立が激化している。(共同)