Thursday, October 24, 2019 10:29 AM

八村は開幕戦14得点 日本人初先発デビュー

 バスケットボール男子の世界最高峰リーグ、プロNBAのドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けたウィザーズの八村塁(21)が23日、敵地ダラスで行われたマーベリックスとの開幕戦に日本人で初めて先発出場し、約25分の出場で14得点、10リバウンドをマークした。チームは100-108で敗れた。

 身長203センチの八村は開始2分半に速攻からゴール下に持ち込んで左手で記念すべき初得点。その後もリバウンドから得点を重ねるなど、デビュー戦らしからぬ落ち着いたプレーを見せた。昨季、グリズリーズで渡辺雄太がマークした日本人最多の1試合10得点を更新し、リバウンドを合わせ、2部門で2桁の数字を残す「ダブルダブル」も達成した。

 日本人のNBA選手は過去、2004年にサンズでプレーした田臥勇太(Bリーグ宇都宮)と、渡辺の2人だけ。NBAドラフトは現在、毎年60人しか選ばれない狭き門で、ドラフトを経てNBAの舞台に立つのは日本勢初となった。(共同)