Tuesday, September 20, 2016 9:46 AM

防御率のタイトル狙う田中 日本投手初の快挙成るか

 大リーグはレギュラーシーズン終盤を迎え、ヤンキースの田中が日本投手では史上初となる最優秀防御率のタイトルを狙える位置に付けている。ともに自己最多の30試合、計193回2/3を投げ、防御率2.97は18日時点でア・リーグ1位だ。

 打線の援護や救援投手の出来に左右される勝利数と違い、防御率は投手の実力を明快に示す指標の一つ。田中も「どれだけ失点を防ぐことができているかという簡単な目安」と、この数字にこだわっている。

 本拠地のヤンキースタジアムは「打者有利」の球場として知られ、最後にヤンキースの先発右腕で防御率2点台(規定投球回以上)を記録したのは1997年のデービッド・コーン。同タイトル獲得となると80年の左腕ルディー・メイまでさかのぼる。(共同)