Tuesday, September 20, 2016 9:47 AM

「テロの原因つくった」 大統領選候補が非難合戦

 ニューヨークなどで起きた爆発事件でテロ対策が大統領選の争点として改めて注目される中、民主党候補クリントン氏と共和党候補トランプ氏は19日、イスラム過激派増長の原因をつくったとお互いを非難、自分こそが有効なテロ対策ができる指導者だと主張した。選挙の勝負どころとなる最初の討論会が1週間後に迫り、舌戦は熱を帯びている。

 クリントン氏は記者会見で、トランプ氏のイスラム教徒への敵対的な発言が「過激派組織『イスラム国』(IS)による戦闘員の勧誘材料に使われている」と主張。「追い詰めるべきなのはテロリストであり、宗教ではない」と批判した。

 国務長官時代に、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦に関わった実績を踏まえ「私は困難な判断を下したことがある」と述べ、自分が大統領にふさわしいと自信を示した。(共同)