Wednesday, October 30, 2019 10:16 AM

FB、イスラエル企業提訴 通信アプリにサイバー攻撃

 交流交流サイト大手フェイスブック(FB)は29日、イスラエルのサイバー技術企業NSOグループが、FB傘下の通信アプリ「ワッツアップ」の利用者を標的にサイバー攻撃を行ったとして、損害賠償などを求めて米裁判所に提訴した。

 訴状によると、NSO側はことし4月〜5月ごろ、スマートフォンの情報を収集できるようにするため、サイバー攻撃を実施。標的にされた利用者にはジャーナリストや外交官、人権活動家が含まれる。対象となった国はバーレーン、アラブ首長国連邦、メキシコなどで、NSO側と3カ国の政府機関には取引があったという。

 ワッツアップの利用者は世界で約15億人。秘密保持レベルが高いサービスを売りにしている。(共同)