Tuesday, September 20, 2016 1:09 PM

停戦維持に悲観論相次ぐ シリア巡る国際会議

 米国やロシアなど約20カ国による「国際シリア支援グループ」会合が20日、ニューヨークで開かれ、崩壊の危機にあるシリアの停戦について協議した。参加国はシリアで停戦を維持する必要性では一致したが、ロイター通信によると米国以外の参加国の多くは悲観的な意見を相次いで表明した。

 会合に出席したフランスのエロー外相は「(停戦を巡る)米国とロシアの交渉は限界に来ている」と発言。ドイツのシュタインマイヤー外相は「交渉の余地があるのか、望みはもうないのか見極めなければならない」と述べた。

 同グループは23日にもニューヨークで会合を開く。(共同)