Thursday, November 21, 2019 9:09 AM

ラウンドごとに採点公開へ 東京五輪のボクシング

 【マドリード共同】国際オリンピック委員会(IOC)は20日、東京五輪のボクシングで判定の透明性を高めるため、5人のジャッジの採点をラウンドごとに公開すると発表した。来年2〜5月の五輪予選から導入する。従来は勝者発表まで非公開とする規定だった。優勢の選手に10点、劣勢の選手に7〜9点をつける10点法は変えない。

 レフェリーやジャッジの選考方法も決まり、不可解な判定や八百長疑惑が浮上した前回リオデジャネイロ五輪の担当者は除外する。公募制を採用し、最高ランクの審判資格など基準を満たす応募者から経験や過去の採点を検証して選定する。

 IOCは国際ボクシング協会(AIBA)の組織運営を問題視して資格停止処分を科しており、渡辺守成IOC委員が座長の特別作業部会が抜本的な改革と運営準備を主導している。